日本製塩技術史の研究
ニホンセイエンギジュツシノケンキュウ
書名 | 日本製塩技術史の研究 |
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書名ヨミ | ニホンセイエンギジュツシノケンキュウ |
副書名 | - |
副書名ヨミ | - |
叢書名 | - |
巻次等 | - |
装丁 | 723p |
著者名 | 廣山堯道‖著 広山堯道 |
著者名ヨミ | ヒロヤマ ギョウドウ |
出版者等 | 雄山閣 |
出版年 | 198302 |
内容 | ◇はじめに ◇序章 ◇1部 古代・中世の製塩 ◇ 1章 古代の塩 ◇ 1節 堅塩考 ◇ 2節 藻塩考 ◇ 3節 塩尻考 ◇ 4節 塩山と塩浜 ◇ 5節 赤穂堂山の汲潮浜 ◇ 6節 古代文芸にあらわれる塩 ◇ 7節 古代における製塩法の発達 ◇ 2章 中世の製塩 ◇ 1節 苦狭湾岸の製塩 ◇ 2節 弓削島の塩浜 ◇ 3節 南伊勢の塩山 ◇ 4節 伊勢の塩田(古式入浜の出現) ◇ 5節 小豆島の塩田 ◇ 6節 文芸にあらわれる中世の製塩 ◇ 7節 中世における製塩法の展開 ◇2部 近世の製塩技術 ◇ 1章 伝統的製塩の諸形態 ◇ 1節 塩田法以外の製塩 ◇ 1 天日塩の採収と天日濃縮 ◇ 2 海藻を利用した濃縮法 ◇ 3 海水直煮製塩 ◇ 〔東北地方直煮製塩の分布 直煮製塩地域の景観 採水 採水の時期・日数◇ とその労働 釜・竈(釜屋 竈 釜〕 ◇ 〔煎熬道具(海水汲入れの用具 燃焼用具 煎熬中の用具 塩の収集〜掻出◇ し用具 釜の清掃・修理用具 苦汁除去用具 塩刎・塩切用具 包装の用具◇ 其の他の用具〕 ◇ 〔煎熬作業 燃料 包装と貯蔵 経営と労働の形態 生産力と直煮製造の特◇ 徴〕 ◇ 4 塩泉からの製塩 ◇ 附 淋乾法による採鹹 ◇ 2節 揚浜系塩田 ◇ 1 揚浜系塩尻方法 ◇ 2 自然揚浜 ◇ 〔自然揚浜の分布 自然揚浜による製造の概要 自然揚浜の構造(塩田地盤◇ とその占有の性格 撤砂 溶出装置) 採鹹用具(樋乃至曲物類 柄振−爬◇ 砂用具 鹹砂運搬用具 其の他の用具〕 ◇ 〔採鹹作業(採鹹の時期・日数と労働の性格 準備浜 引浜・撤潮・海水汲◇ む揚作業 自然揚浜に附随する特殊な採鹹法 自然揚浜の特質〕 ◇ 3 塗浜(置浜) ◇ 〔立地景観 塗浜の構造(地盤 撤砂 溶出装置) 採鹹用具(樋乃至曲物◇ 類 柄振乃至爬砂用具 其の他の用具〕 ◇ 〔採鹹作業(採鹹の時期・日数と労働の性格 準備浜 爬砂・撤潮作業 海◇ 水汲揚作業 鹹水溶出作業 塗浜の特質〕 ◇ 4 古式汲潮浜 ◇ 〔古式汲潮浜地帯の景観 構造(地盤と撤砂 溶出装置) 採鹹用具(容器◇ 類 爬砂乃至集砂用具 撤砂運搬用具〕 ◇ 〔採鹹作業(採鹹の時期・日数と労働の性格 準備浜作業 撤潮・引浜<爬◇ 砂>作業 鹹水溶出作業) 古式汲潮浜の特長〕 ◇ 5 汲潮浜 ◇ 〔汲潮浜の分布 立地景観 構造(地盤と撤砂 溶出装置) 採鹹用具 採◇ 鹹作業 汲潮浜の特長〕 ◇ 3節 入浜系塩田 ◇ 1 入浜系塩尻法(鹹砂貯蔵法) ◇ 2 伊勢の古式入浜 ◇ 〔景観 塩田の構造(地盤 撤砂 溶出装置) 採鹹用具(爬砂乃至集砂用◇ 具 容器類 其の他の用具) 採鹹作業(時期・日数と労働 準備浜作業 ◇ 持浜作業 鹹水の運搬と貯蔵)伊勢型古式入浜の特長〕 ◇ 3 九州の古式入浜 ◇ 〔沿革 景観 構造(地盤 堤防と樋門 浜溝と海水貯溜池 地盤の高さ ◇ 撤砂 溶出装置〕 ◇ 〔採鹹用具(爬砂乃至集砂用具 容器類 採鹹作業(時期・日数と労働と準◇ 備浜 引浜〜撤潮作業 集砂作業 鹹水滴下作業 沼井掘・撤砂作業 鹹水◇ 運搬と鹹水貯蔵装置) 九州の古式入浜の特長〕 ◇ 4 江戸湾の古式入浜 ◇ 〔塩田構造(堤防 地盤と撤砂) 採鹹用具(溶出用具 爬砂乃至集砂用具◇ 容器類 採鹹作業(時期・日数と労働の性格 準備浜 持浜作業)江戸湾◇ の古式入浜の特長〕 ◇ 5 東北の古式入浜 ◇ 〔塩田の構造(地盤 撤砂 堤防と樋門 鹹水溶出装置<台或は台坪> 鹹◇ 水槽〕 ◇ 〔採鹹用具(台より骸砂を掘り出す用具 撤砂を掘り出す用具 撤砂用具 爬◇ 砂・浜すき 圧砂の用具 溶出の用具) 採鹹作業(採鹹の時期と日数 採鹹◇ 作業 労働) 東北地方の古式入浜の特長〕 ◇ 6 塗浜的入浜 ◇ 〔塗浜的入浜の構造(地形と地盤 撤砂と溶出装置 防潮堤と海水導入排出◇ 装置 鹹水の輸送と貯蔵槽) 採鹹用具 採鹹作業 塗浜的入浜の特長〕 ◇ 4節 製塩の釜と竈 ◇ 1 石脚灰粘土石釜(灰釜) ◇ 〔釜と竈 釜屋と設備 煎熬用具(釜・竈の築調用具 燃焼のための用具 ◇ 鹹水汲入れ・煮沸などの用具 塩取り出し乃至包装の用具 其の他) 煎熬◇ 作業 燃料 包装と貯蔵 生産と労働 灰釜の特長〕 ◇ 2 網代釜 ◇ 3 焼貝殻粉粘土吊釜(貝釜) ◇ 〔分布と由来 釜と竈の構造 釜屋と附属設備 煎熬の用具(燃焼の用具 ◇ 鹹水汲入れ・煮沸などの用具 塩の取り出し乃至包装用具) 燃料 煎熬作◇ 業 包装と貯蔵 生産と労働 貝釜の特長〕 ◇ 4 鉄釜 ◇ 〔鉄釜の種類と分布 鋳鉄円形釜(釜と竈 釜屋と設備 煎熬用具 煎熬作◇ 業 燃料 包装と貯蔵 生産と労働の形態) 鋳鉄方型釜(釜と竈 煎熬用◇ 具 煎熬作業 燃料 包装と貯蔵 生産と労働の形態〕 ◇ 〔和鉄板継釜(釜と竈 釜屋と附属設備 煎熬用具 燃料 煎熬作業 包装◇ と貯蔵 生産と労働の形態) 鉄釜の特長〕 ◇ 2章 入浜塩田と石釜 ◇ 1節 入浜塩田の成立 ◇ 1 入浜塩田成立に関する諸説 ◇ 〔入浜塩田とは 入浜塩田成立に関する諸説〕 ◇ 2 入浜塩田の技術的系譜 ◇ 3 入浜塩田成立の社会経済的条件 ◇ 2節 入浜塩田の干拓と十州塩田の成立 ◇ 1 十州塩田とその成立条件 ◇ 2 塩田干拓とその技法 ◇ 〔干拓の進行 干拓の技法 干拓の労働と費用〕 ◇ 3 十州塩田の成立 ◇ 3節 入浜塩田の構造と採鹹労働 ◇ 1 入浜塩田の観察記録と立地景観 ◇ 2 入浜塩田の構造 ◇ 〔入浜塩田の概観(塩田〓と堤防 潮まわしと浜溝 地盤構造と採鹹作業 ◇ 沼井 鹹水槽 釜と煎熬 塩村の生活) 塩田堤防〕 ◇ 〔塩田樋と樋ノ子(栓樋1 栓樋2 栓樋3 栓樋4 弁状樋1 弁状樋2◇ 弁状樋3 昇降樋1 昇降樋2 昇降樋3 昇降樋4)〕 ◇ 〔浜構と塩田内の海水 地盤の構造とその区画 撤砂 鹹水溶出装置 鹹水◇ 輸送装置 鹹水槽〕 ◇ 3 採鹹用具 ◇ 〔沼井より骸砂を掘り出す用具(沼井掘鍬) 骸砂を地盤に撤布する用具(◇ 振鍬) 爬砂と浜すき並びに圧砂の用具(万鍬 地場切万鍬 地場引板) ◇ 集砂の用具(よせ鍬 入れ鍬〕 ◇〔鹹水溶出のための用具(当簀 坪当菰 水取杓 沼井均杓 荷ない樋) 撤潮用具(◇打柄杓)〕 ◇〔鹹水輸送用具(水取杓 荷ない樋 荷ない棒 其の他の用具(子立鎌 ねばつき し◇め槌 かなしめ くつ 穴かき 鹹水比重計)〕 ◇ 4 採鹹作業 ◇ 〔採鹹の時期と日数 採鹹行程の確立 作業の実態(準備浜 持浜 附=異◇ 例の持浜 其の他の作業) 持浜方式 採鹹労働の組織と職名 附雇傭・給◇5 入浜塩田の特長 ◇ 4節 石釜と煎熬労働 ◇ 1 石釜の分布と解説記録 ◇ 2 石釜の竈 ◇〔竈の形態(無架無溝式 無架有溝式 左奈宇登式 しちりん式 宇土切式 三田尻式◇ 赤穂式 阿波式 竈の発達〕 ◇ 3 石釜 ◇ 〔石釜の概観 石釜の形態と変遷(元禄6年竹原 享保〜寛延頃和佐村 寛◇ 延3年小松村 明治期津屋崎 明治期平生・三田尻)〕 ◇ 4 釜屋と内部施設 ◇ 5 釜屋道具 ◇ 〔讃岐松原塩田の石釜築造の用具と材料(大渡 小渡 根太木 釜板 釣金◇ 釜柱 釜釣用藁縄はつり) 同鹹水汲入用具(長柄杓 ぬるめ釜 あかを◇ とし 柄杓) 同燃焼用具(をきひき 釜火箸)〕 ◇ 〔同結晶塩採集用具(縁切鎌 取柄振 差し廻し あわかき すいの 塩取◇ 籠)同包装用具(塩斗樋 斗樋すけ) 同其の他の用具(床こも 水甕)〕◇ 〔大塩塩田の石釜築造の用具と材料(大渡 小渡 ねだ 釜板 釣金 釜柱◇ 縁金 塗込金 すらし金 隅金 釣縄 手(豊)島石 釜石 さな板 石◇ 叩き すり)〕 ◇ 〔同鹹水汲入用具(はねつるべ ぬるめ釜 なべ洗 釜入杓 にがり杓) ◇ 燃焼用具(炭くべ つきわり をきつき をきひき ふたとり 斧 荷畚 ◇ らつそく 炭かき うらこさげ)〕 ◇ 〔同結晶塩採集用具(ふちきり鎌 えぶり 塩はねがい 塩取籠 苦汁鍋)◇ 〕 ◇ 〔同包装用具(斗樋 烙印 塩廻し莚) 同其の他の用具(すき 穴あけ ◇ お−こ 水甕 小杓 小柄杓 盥 箒 手らんぷ或はあんどん)〕 ◇ 6 石釜煎熬作業 ◇ 〔松葉焚による煎熬作業 石炭焚による煎熬作業 苦汁 其の他の添加物〕◇ 7 石釜の燃料 ◇ 〔石炭以前 石炭焚の伝播 石炭の有利性とその利益部分 石炭導入の事情◇ と抵抗〕 ◇ 8 包装と貯蔵 ◇ 9 生産力と労働の性格 ◇ 10 石釜の特長 ◇ 3章 近世塩生産の地域区分 ◇ 〔日本海岸自然揚浜地域 能登塗浜地域 三陸直煮法地域 太平洋岸自然揚浜◇ 地域 太平洋岸の海湾古式入浜地域 南九州・南西諸島諸式混在地域 瀬戸内◇ 海入浜塩田地域 其の他〕 ◇結語 ◇附表 ◇ 1 海水直煮法・自然揚浜法・塗浜法・古式入浜法・古式汲潮浜法の生産性 ◇ 2 各地入浜塩田法の生産性 ◇図表一覧巻末 |
棚番号 | C65 |
請求記号 | 669--NH |
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